継続検査でお預かりしているRVF400(NC35)の車検整備の真っ最中です。
ブレーキ整備の完了しているVFR400R(NC30)と400ccV4エンジン揃い踏みです。
走行38,000㌔ほどですがエアーエレメントはきれいですね。一度は交換されているのでしょうか。
お付き合いの永いお客様ですが車検は初めてのご依頼です。
邪魔くさいですが(笑)スパークプラグも外して清掃しておきます。まだ問題ないと思われます。
冷却水関係は1年半前に作業しておりますので大丈夫。(。・ω・)ノ゙
その他各部点検調整で問題なさそうです。
なぜにスッポンポンになっておるかと申しますとヘッドライトの電球がLEDになっているので
車検用としてノーマルに戻すのと同時に
ヘッドライトユニットの取付け部が一箇所破損していましたので修正しておきました。
一度転倒してしまったようで、アッパーカウルのミラーステー部も折れてしまっています(泣)
一度プラリペアで修正された痕跡はあるのですが振動などですぐにまた折れてしまったようですな。
適当ですがFRPで引っ付けておきました(笑)
店主は素人ですので最初はフニャフニャで大丈夫かいなと大変不安でしたが
一晩寝かせておきましたら結構頑丈に固まっておりました。おそらく大丈夫。
もう一晩放っときます(笑)
表題の件。当店、外車は極力お断りしておりますがハンター乗りのお客様のご依頼で
BMW R100RS(赤ハナ)が入庫。
アナログバイクですので、練習台になっていただけるのでしたら修理もいたしましょう(笑)
ご依頼内容は左のキャブレターからのオーバーフローです。
初めに手作業で色々と分解調整してみましたが全く改善しそうにありませんでした。
ところがフロートピンが固くてなかなか抜けずプライヤーで咥えてネジネジしておりましたら
まさかのなんですが千切れてしまいました(ノ゚ο゚)ノ 柱が折れたりせんでよかった(;・∀・)
こんなもん純正品を手配するのもどうかと思いましたので2mmのスチール棒を調達して作りました。
◆上の2本が作ったフロートピン◆ 千切れていない方も少し曲がっているようですね。
とりあえずはフロートバルブの交換と油面の調整で直るでしょうとインターネットにて部品を調達。
新旧フロートバルブを見比べてみますとこんな感じ。
◆針金の付いている方がお古のフロートバルブ◆ 若干段もついておりますので止まるだろうとルンルンで交換。
キャブを元に戻してガソリンコック ON
Σ(・ω・ノ)ノ なんとまぁ全く改善しておりません。逆にオーバーフローが酷くなっておる。。。
結構きれいなフロートバルブの相手っかわを割り箸を尖らせた道具でコンパウンドを付けて摺り合わせ。
全く改善せず。。。原因がそこなら多少はよくなる、もしくは症状が変わるはず。
右のキャブは全く問題なし。しょうがないので邪魔臭いですが右のキャブも分解して
フロートとフロートバルブとセットで左のキャブと交換してコック ON
止まりやがった。。。(;・∀・)
今度は左のキャブのフロートとフロートバルブを右のキャブに装着してコック ON
今度は右のキャブからガソリンダダ漏れ。。。
念の為、それぞれのフロートバルブを元のキャブに戻しましたが
左のキャブは大丈夫で右のキャブからオーバーフローです。原因はフロートに決定ですな
◆オーバーフローの原因と思われるフロート◆ フロートがパンク(内部にガソリンが貯まる)している感じはないんですがね。
BMWのフロートは古くなるとガソリンが染み込むのでしょうか。
気にったので計ってみましたがな(笑)
あかんほうが4g重たかった。新品が届いたら計ってみなあきませんな。
安い部品でもありませんので念入りにチェクして原因にたどり着きましたが
まだ直るであろうか心配なんですけどね(;・∀・)とりあえずはパーツ、発注かけておきました。
◆追記◆ よくよく考えましたら重量など計らんと実験したら良いだけでした(笑)
ダメな方は完全に沈んでしまっておりました。
フロート交換で直りますねヽ(゚∀゚)/ワーィ
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